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HubSpotフォームの基本知識

2026年02月11日更新 2025年04月17日初出)|執筆者:西岡草実(Soma Nishioka)
Marketing

HubSpotフォームの基本的な作成手順とカスタマイズ方法を詳しく解説。フォームの自動化や送信設定についても触れています。他社フォームからの切り替えを検討している場合は、記事「HubSpotフォームへの切り替えを検討する際に気になるであろう要素」も参考になるかと思います。

HubSpotフォームの作成

HubSpotでフォームを作成するには、以下の手順に従います。

  1. HubSpotアカウントで、 [マーケティング]>[フォーム] の順に進みます。
  2. 右上の [フォームを作成] をクリックします。
  3. [フォームエディター] を選択します。
  4. 右上の [次へ] をクリックします。
  5. [全てのテンプレート]の中から目的に合ったテンプレートを選択します。
注意

フォームエディターは新旧ありますが、基本的には新しい方(左側)での作成をお勧めします。理由としては、今後旧版では新しい機能のアップデートはなく、提供自体の終了もあり得ます。その場合、CTAのように差し替えを行う必要が出てくるからです。 私の場合は新フォームだとプランの都合上、デザインを調整することができないので旧フォームを利用しています。

フィールド(プロパティー)を追加

formadd-hs

左上の +追加アイコン をクリックすると、「フィールド」・「プロパティー」・「その他」というタブが出ます。特徴は以下になります。

フィールドタブ

フィールドタブの選択画面

先に「ラジオボタン」「ドロップボックス」といったフィールドタイプを選んでから、プロパティーを接続(あるいは新規作成)する方式です。正直ほとんど使わないです。

理由としては、フォームに項目を追加したいとなったときは、すでに入れたいプロパティーが決まっているからです。

プロパティータブ

プロパティータブの選択画面

フォームに入れたいプロパティーを直接選択し、そのままフォームプレビューまでドラッグ&ドロップできます。フォームに項目を入れる際には基本的にこちらを使用します。

その他タブ

その他タブの設定画面

「その他」はフォーム項目には直接関係しませんが、フォームの上に説明文のテキストを追加したり画像を埋め込むことができます。あとはreCAPTCHAによるボット防止やデータのプライバシー機能による同意設定を追加できます。

特にreCAPTCHA機能を導入することでボットによる送信がCRMデータを汚染するのを防ぎ、正当なフォーム送信のみがフォローアップやエンゲージメントの対象として優先されるようになります。

フィールド(プロパティー)を編集

フィールドのオプションは、右側のパネルでフィールドをクリックし、左側の [フィールドオプション] セクションで編集できます。ちなみに、画面上の鉛筆アイコンをクリックすることでフォーム名(内部)を変更できます。

img_form_edit_option

2025年5月下旬のアップデートにより、ラベルとヘルプテキストがリッチテキストに対応しました。これにより太字、斜体、下線、ハイパーリンク、色の書式設定が可能になります。また、データプライバシーテキストに関しても色変更以外の書式設定が利用可能となっております。

オプション名(必須)説明
ラベル*プロパティーをフォームに入れるとプロパティー名が表示されます。それがラベルです。編集することでプロパティー名とは異なる名前でフォームに表示させることが可能です。
必須フィールド*設定を有効にすると、訪問者はこのフィールドを入力しないと、フォームを送信できなくなります。
オプション名(任意)説明
ヘルプテキストフィールド(入力ボックス)の上にテキストを追加し、入力時のヒントを提供できます。
プレースホルダーテキスト設定すると入力ボックスに表示されます。訪問者が値を入力すると、このテキストは表示されなくなります。
デフォルト値設定しておくと訪問者が変更しない限り、そのまま送信されます。
非表示フィールド設定を有効にすると、訪問者には表示されません。基本的にデフォルト値とセットで運用するものです。
ブロックするEメールドメインEメール限定のオプション。有効にするとgmail.comやyahoo.comなどのHubSpotが指定したフリーEメールからの入力をブロックします。ブロックされるドメインを確認したい場合はこちらをご覧ください。
注意

HubSpotフォームでは、現状コンタクト・会社・チケット・カスタムオブジェクトの4種類のオブジェクトが利用できます。複数オブジェクトで同名のプロパティーを作成している場合は、[フィールドオプション] の上にある[接続済みプロパティー]で意図したオブジェクトタイプであるかを確認することをお勧めします。

複数オプションの編集

複数オプションの編集画面

複数のチェックボックスやラジオ、ドロップダウンといった複数オプションを持っているプロパティーはフォームで表示させるラベル(選択肢)やその順番を編集することができます。

フィールドオプションの鉛筆アイコンで表示させる名前を編集。ゴミ箱アイコンで選択肢から削除。並び替えで順番を変えることができます。

非表示フィールドの活用

非表示フィールドの設定画面

表でも説明しましたが、非表示フィールドは設定を有効にすると訪問者には表示されません。基本的にデフォルト値を入れることを想定していますが、違う使い方もあります。

例えば、UTM値。フォームが送信されると、対応するHubSpotのプロパティーにUTMパラメータが渡されます。以下の記事ではUTM以外の非表示フィールドの活用法について、紹介しているので、興味があればご覧ください。

フォームコンテンツを編集

フォームコンテンツの編集画面

フォームコンテンツでは、これまで設定したフィールドやフォームの送信後の設定を一覧で確認・変更しに行くことができます。

新しいフォームエディターでは、複数ステップフォームの利用が可能です。 フォームを複数のセクションに分割し、完了率の向上を図ることができます。進捗バーの表示/非表示や書式も設定可能です。

画像は[送信時]を選択し、訪問者がフォーム送信した後の遷移先を変更するシーンになります。

送信時のアクション

HubSpotフォームでは、送信時のアクションとして[サンキューメッセージを表示]と[ページ、URL、またはミーティングにリダイレクト]があります。

オプション名説明
サンキューメッセージを表示リッチテキストを編集して、メッセージを変更できます。
ページ、URL、またはミーティングにリダイレクト特定の外部URLか、作成済みのHubSpotページ、またはミーティングリンクを選択し、訪問者をリダイレクトさせます。

ロジックを設定

条件付きロジックの設定画面

条件付きロジックでは、回答に基づいてフィールドの表示/非表示を切り替えたり、特定のHubSpotページや外部URLにリダイレクトしたりするルールを設定できます。

画像では、Marketing Hubを選択した方にのみ別のプロパティーを表示させるようにしています。この機能はContent Hub Professional/Enterprise、Marketing Hub Professional/Enterpriseのみ利用できます。

フォームスタイルを設定

フォームスタイルの設定画面

フォームスタイルでは、フォント、色、ボタンのデザイン、背景などをカスタマイズできます。フォーム1つ1つのデザインを編集することもできますが、ブランドキットを設定しておくことで、作成した全てのフォームに自分の指定したデザインを適用させることが可能です。

注意

フォームを作成した後にブランドキットを変更しても、作成済みのフォームにデザインは適用されません。

新フォームのボタン位置変更

ボタン位置の変更設定画面

2025年5月上旬のアップデートにより、とうとう新フォームでもボタン位置を変更することができるようになりました。フォームのボタンの位置を変更するには、次の操作を行います。

  1. エディター でフォームを開く
  2. [スタイル設定] タブに移動します。
  3. [ボタン] を選択します。
  4. [ボタンの位置合わせ] にてお好みを選択:左、中央、右

注意点として、選択した配置は、シングルステップ レイアウトか マルチステップ レイアウトかに関係なく、フォームの全てのステップに適用されます。

フォームの自動化

フォーム自動化の設定画面

フォーム送信後のフォローアップEメールの送信や、社内通知の設定などが可能です。シンプルなワークフローでフォーム送信をトリガーとして使用することもできます。

高度なワークフロー(例:フォーム送信後に内容に応じてステップメールを送信/取引を作成等)を利用したい場合はProfessionalエディション以上の契約が必要になります。ワークフローに関する記事も書いてるので、ぜひ見てください。

フォームの送信設定

フォーム送信設定の画面

 フォーム送信後のコンタクトの処理方法(新しいコンタクトの作成、マーケティングコンタクトへの設定など)、送信通知の受信者、フォームの言語などを設定できます。

オプション名説明
Eメールアドレスが不明な場合に新しいコンタクトを自動作成名の通り、CRMに入っていないEメールを入力されたらその訪問者を新規コンタクトとして自動作成します。
新規コンタクトをマーケティングコンタクトとして設定フォーム送信者(新規コンタクト)に自動返信メールを送りたい場合、マーケティングコンタクトである必要があります。
再訪問者の場合はフォームフィールドを事前入力以前フォームに入力した情報をブラウザのcookieに保存して、次回訪問時に自動的に入力欄に表示します。
この機能はデフォルトで有効になっており、ユーザーのデバイスからHubSpotが収集した情報や、HubSpotデータベース内の既存の連絡先情報に基づいて入力欄が事前入力されます。
フォーム簡略化HubSpotクレジット(課金制)を利用して、訪問者が フォームへの記入を開始すると、HubSpot がエンリッチメントデータセットに既存のデータがあるかどうかを確認します。そして、情報強化されないフィールドだけが訪問者に表示され、訪問者は簡略化されたフォームのみを入力します。

[マーケティングキャンペーンに追加]はMarketing Hub Professional以上で使える機能です。フォームをキャンペーンに追加することで、そのキャンペーンで新規獲得(影響を受けた)したコンタクトの数を計測することができます。

[送信時にコンタクトと会社ライフルステージを更新]は、そのフォームを送信したコンタクトのライフサイクルステージを更新する機能です。ただコンタクト・会社が前のステージに戻されることはありません。

参考例

資料請求のフォーム(ステージ:リード)を送信した後に、ニュースレター(ステージ:登録読者)を送信したとしても、登録読者になることはありません(リードのまま)。

送信設定

送信通知の設定画面
  • コンタクト担当者に送信 すでにコンタクト担当者が当てられている場合は、そのユーザーに通知が行きます。
  • 別のユーザーに送信 HubSpotユーザーとして登録されているメンバーを指定して通知を送ることができます。

上記2つの通知方法では、HubSpotが指定したフォーマットでの通知になるため、Eメールをカスタマイズしたい・追加情報を送りたい場合はワークフローの[内部Eメール通知を送信]を使います。

そうして、フォームの作成や編集が完了したら、右上の[確認と更新]をクリックして変更を公開します。その後、HubSpotページに追加したり、埋め込みコードを使用して外部サイトに埋め込んだり、共有リンクを使用して単独のページとして共有したりできます。

脚注

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